ここでは三代目・登坂広臣さんの髪型の作り方&セット方法についてまとめてみたいと思います。
とはいえ、登坂さんの髪型と一言でいってもかなりの種類があるんですよね。
ただ、真似しやすい人気の髪型というと
「7種類」に絞られてくるんじゃないかなと思いました。
それがこちら。
- 短髪ショート×ダウンバング
- 短髪ショート×アップバング
- 七三ツーブロック(ネオ七三)
- 七三分ツーブロック(HiGH & LOW)
- ナチュラルセンターパート
- 波打ちセンターパート
- 束感オールバック
この7種類です。
すべてセット方法・作り方は違ってきますが、ポイントを押さえれば難しくありません!
それぞれ順番にみていくことにしましょう。
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『短髪ショート×ダウンバング』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
動画で使用してる整髪料
→ナンバースリー デューサーワックス 6
クラウドマッシュまではいきませんが、束感のあるマッシュショートです。
丸さだけでは幼くなりがちですが、束感と軽さを強調することで(あとはカラーで立体感を作る)かっこよく仕上がっています。
スパイラルパーマをかけることでセットも楽になりますが、ドライヤーとアイロンのみでセットすることも可能です。
セット方法
(1)ドライヤーを使って根本を起こすように熱を入れる
特にトップやつむじ付近はしっかり立たせるようにしましょう。ここの立ち上がりが弱いと綺麗な丸いシルエットが作りにくいです。
(2)アイロンでウェーブを作る
アイロンを使って波打ちウェーブを作ります。3回ぐらい波を作るといいでしょう。「①外巻き→内巻き→外巻き」、または「②内巻き→外巻き→内巻き」という感じですね。
そして①と②を交互に作っていくとかっこよくなります。
ダッカールピンを使いながら、下(サイドや後頭部)から上(トップ)に向かって、波打ちを作っていくといいと思います。
「ちょっと強くかけ過ぎかな」ぐらいがちょうどいいです。かけ過ぎてもあとから調整できるので大丈夫ですよ!
(3)ワックスをつけて束感を作る
最後にワックスをつけて束感を作っていきます。根本は立ち上げているはずなので、中間~毛先にワックスをつけていきましょう。
前髪には、手のひらに残ったワックスをほんの少しつけるだけでいいです。
そのあと好みの束感をねじりながら作っていきます。丸いシルエットになるようにしましょう。
また、登坂広臣さんはウェット感を出した『短髪ショート×ダウンバング』にするときもあります。
このスタイルを作るときは
- ツヤが出るワックス、またはグリースを使う
- 束感を作るとき強くねじらない
ように意識してみてください。
『短髪ショート×アップバング』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
『短髪ショート×アップバング』は登坂さんの定番髪型の一つです。
ジェットモヒカンも流行りましたが、ここで紹介するのはジェットモヒカンにアレンジを加えたスタイルです(上の画像を参照)。
特徴は、右サイドはフォワードに髪を流しながら、その流れで前髪を立たせる。そしてその流れで左サイドは寝かせる、ということ。
左サイド→前髪→右サイド、と流れるように一体化してるスタイルですね。
この『短髪ショート×アップバング』スタイルが、登坂さんらしい髪型の一つだと思います。
髪が細く、柔らかい人は、細めのロッドを使用した「ボディーパーマ」や「ピンパーマ」をするといいでしょう。
セット方法
(1)ドライヤーでブローしながら髪の流れを作る
ドライヤーで髪の流れを作っていきます。
まずここで決めておくことは前髪を流す方向。少しだけ左右どちらかに前髪を流すようにします。
上の写真の登坂さんだと左に流してることがわかりますよね。
ここでは登坂さんと同じく左に流すことを前提として、解説していきたいと思います。
まずは右サイドをフォワード方向に流します。
そしてその流れを保ったままアップバングを作ります。そのアップバングの先端がやや左に流れるようにブローしてみましょう。
(↑はワックスをつけた後の状態)
そしてフォワード方向に流してない左サイドと自然と馴染むようにブローします。
(↑はワックスをつけた後の状態)
またトップの髪は、立たせながらもフォワード方向に流すように熱を入れます。後頭部付近も立ち上がるようにしておくといいですね。
(2)ワックスをつける
まずは髪全体に馴染むようにつけていきましょう。その後、ブローしたときと同じように髪の流れを作るわけですが、束感を作りながら形を作っていきましょう。
自分が求める束感(太さ)をイメージしながら作っていきましょう。
(3)ハードスプレーで固定する
髪の流れが大事なスタイルなので、崩れないようにハードスプレーをつけて固定します。
この一手間を加えるだけでも、髪の持ちが全然違いますよ。
同じスタイルでも整髪料にジェルを使うと↓↓↓のような質感のスタイルになりますよ。
『七三分ツーブロック(ネオ七三)』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
動画で使用してる整髪料
→Moltobene モルトベーネ ロレッタ ムルムルバター 30g ・Loret…
ツーブロックの刈り上げ部分を見せた七三分けスタイル、通称、ネオ七三ですが、このスタイルも多いですね。
前から見たときに
- 前髪の立ち上がり
- 前髪のボリューム感
をしっかり作ることができると、簡単にかっこよく決まります。
関連 登坂広臣の髪型・ツーブロックのオーダー方法&後ろの刈り上げについて
セット方法
(1)ドライヤーとブラシを使ってブローをする
この髪型はアップバングスタイルと同じく、ブローで8割ぐらい完成させてしまったほうがいいですね。
髪を濡らして全体的にざっくり乾かした後、ヘアブラシを使って前髪を立ち上げながら、流したい方向へ流します。
立ち上げて、流す。ここを覚えておくことにしましょう。
センター付近の前髪をもっとも高くし、サイドに流れるにつれて少しづつ低くしていきましょう。
反対側(上の写真だと左サイド)は、オールバックのように髪を後ろに持ってくような感じでOK。
(2)クリーム系のワックスをつける
ブローで形を作ることが重要なので、整髪料はあまり多く使いません。
セット力が弱く、艶ができるような整髪料であればどんなものでもいいですね。
髪全体につけてもいいですが、薄く優しく髪を撫でるようにつけていきましょう。
(3)再度、ドライヤーを使う
ここでもう一度ドライヤーを使います。
ツーブロックで髪を髪を後ろに流しているので、境目が浮きやすいんですよね。ここを潰すためにドライヤーを使います。
髪は熱が冷えるときに形が固定されます。その性質を応用して、
- 髪にドライヤーで熱を加える
- ドライヤーを離す
- 潰したい箇所を手のひらで抑える
- 5秒間抑えたままキープ(ここが大事!)
という流れでサイドを潰していきましょう。
(4)ハードスプレーで固める
その後、形が崩れないようにハードスプレーを使いましょう。
(5)コームと手のひらを使って面を綺麗にする
ここの工程は可能であればでやる程度で大丈夫です。
ハードスプレーを使ったら、コーム&手のひらを使って髪型の表面を整えることにしましょう。
- 前髪にはボリュームがあるか
- サイドは潰れているか
この2点を意識するといいと思います。
『七三分ツーブロック(HiGH & LOW)』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
このスタイルは登坂さんの七三ツーブロックスタイルの中でも人気の高い、映画『HiGH & LOW』に出演時の髪型です。
登坂さんはカラーを入れることがが多いですが、このスタイルは黒髪なので男らしさがさらに引き立ちますね。
パーマをかけなくてもかっこよく決まるスタイルなので、どんな人でも似合うんじゃないかなって思います。
セット方法
(1)ドライヤーで軽く流れを作る
まずはドライヤーを使って髪の流れを作りましょう。
七三分けのようですが正確には6:4です。登坂さんの写真を見ると、6が右サイド、4が左サイドという分け方をしてますね。
ただこのあたりはあなたの分けやすいように分けて構いません。
(ここでは登坂さんの分け方にならって説明します)
目頭の真上の位置から分け目を作ることにしましょう。そして分け目はできるだけ浅く設定します。ここがポイント。
分け目の長さは、生え際から7~8センチ程度でOKです。つむじを前に設定するイメージですね。
そして残りのトップの髪はすべてオールバックに流しましょう。そのころでトップにボリュームを作ることができます。
(2)セット力が強く固まりにくい整髪料をつける
ここで整髪料をつけていきます。
どんな質感を作るかによりますが、形はキープできるけど固まらない整髪料を使うことをおすすめします。
もし迷うのであれば
- セット力の強いグリース
- ワックスをジェルを混ぜて使う
の、どちかの方法を試してみてください。
全体的にしっかりとつけていきましょう。
(3)形を整えていく
左サイド(4側)は、なるべくボリュームが出ないように手のひらで抑えます。
右サイド(6側)もボリュームが出ないようにしてもいいですが、前髪は自然に落ちるようにセットしましょう。
分け目を浅くしたトップはボリュームがでるように調整してくださいね。
『ナチュラルセンターパート』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
センターパートスタイルです。
似合う人、似合わない人に分かれてしまうスタイルかもしれませんが、登坂さんと同じぐらいのレングスの方は一度試してみてほしいですね。
いくつかポイントを押さえれば「今っぽさ」のあるセンターパートを簡単に作ることができますよ。
セット方法
(1)ドライヤーでセンター分けを作る
まずドライヤーをかける前に、髪全体を霧吹きスプレーなどを使って濡らすことにしましょう。根元付近まで濡れるようにシャンプーをするように揉み込んでください。
その後、8割程度乾かします。
乾かしたらセンター分けをします。左右対称になるように髪を分けて乾かしましょう。
そのとき「センター分け付近の髪の根本」を少し立たせるようにするとかっこよくなります!
(2)求める質感にあった整髪料を使う
どんな質感にするかによって整髪料を決めます。
今っぽい質感なら、ウェット感のある整髪料を使うのがいいでしょう。グリースやツヤがでるワックスとか。
マッドな質感だと古っぽいセンター分けになるので注意です。
(3)やや束感を作りながら整える
今っぽさをさらに強調させるなら、少し束感がでるように作りましょう。
ねじりながら束感を作る必要はありません。シャンプーするように指を髪の中に入れて上下にゴシゴシ動かすだけで、いい感じの束感を作ることができるはずです。
あと、真正面からみたときに前髪のフォルムが綺麗な曲線になるように作りましょう。
ここが左右均等の曲線になってないとかっこ悪いので、再度ドライヤーの弱風を使って形を整えてもいいと思います。
『波打ちセンターパート』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
波打ちセンターパートです。
この髪型も登坂さんの代名詞って感じがしますね。個人的には一番似合うスタイルなんじゃないのかなって思ってます。
「スパイラル系のパーマ」をかけたり、「強めのピンパーマ」を入れるとセットしやすくなります。
ただ、アイロンを使えば同じようなスタイルを作ることができるので、今回はそちらを紹介しますね。
関連 登坂広臣の髪型・波打ちセンターパートの分析とオーダー方法
セット方法
(1)ドライヤーでパート付近を中心に立たせる。
まずセンターパートといえ、正確には6:4気味のパートです。左右どちらでもいいので分け目をずらしましょう。
パート分けすることができたら、ドライヤーを使ってパート付近の根本を立たせます。
髪をガシッと掴み、根本にドライヤーに熱を入れます。そしてドライヤーを外した後、ゆっくり髪を上に持ち上げるようにすると根本が立ちやすくなります。
(2)アイロンを使って、再度パート付近の根本を立たせる
今度はアイロンを使いながらパート付近の根本に熱を加えてみましょう。
アイロンで髪を挟んで真上に引き上げればOKです。
面倒な方はこの工程をカットしてもいいですが、髪が寝やすいという人はしっかりとやったほうがいいでしょう。
(3)波打ちカールを作る
ここで波打ちカールを作っていきます。
まず6:4で髪を分けたと思いますが、
- 髪の面積が多い方(この場合は6側)はボリュームが出るように、
- 髪の面積が少ない方(この場合4側)はボリュームが少なめになるように
カールを作っていきます。
ボリューム調整は、アイロンを入れ方で簡単に調整することができます。
- アイロンを「縦」に入れる→ボリュームが少なくなる
- アイロンを「横」に入れる→ボリュームが出やすくなる
という感じで調整していきましょう。
また、「内巻き→外巻き→内巻き」「外巻き→内巻き→外巻き」を交互に入れることで、ランダムなカールを作ることができるので、ここも抑えておきましょう。
特に、中間~毛先にしっかりウェーブ感がでるようにしたいですね。
(4)整髪料をつけて整える
ウェット感のある整髪料を使うことにしましょう。ツヤとリッジが出るワックスか、セット力の強いグリースがおすすめです。
髪を揉み込むように全体的につけます。
前髪の立ち上がりが弱いなと感じたら、整髪料をつけた後にドライヤーの弱風を使って熱を入れて立ち上がりを再度作ることにしましょう。
「レングス短め×波打ちカールを弱め×ドライな質感」の、↓↓↓のような髪型もかっこいいですよね。
『束感オールバック』の作り方
↓↓↓参考になる動画↓↓↓
ツーブロック×オールバックのスタイルです。
一般的なオールバックと違うのは、
- 波打ちを入れている
- 真後ろじゃなく少しだけ流している
- フロントにボリュームがある
という部分です。
この髪型も難しそうにみえますが、コツを掴めばけっこう簡単に作れてしまいます。
アイロンで波打ちを作っていくのですが、難しいと思う方や面倒だと思う方は、「ツイストスパイラルパーマ」をかけておくと楽にセットできます。
セット方法
(1)ドライヤーでオールバックを作る
霧吹きスプレーなどを使って全体的に濡らしてから、すべての髪を後ろに流すイメージで乾かしていきましょう。
軽く癖付けをするためにやる工程なので、細かいことは無視して後ろに流すようにすれば大丈夫ですよ。
(2)アイロンで波打カールを作ってく
アイロンを使って波打ちカールを作っていきましょう。
ドライヤーでブローしたときと同じように、波打ちを作りながら髪が後ろに流れるようにしていきます。
「後ろに向かって波打ちを作ると鏡で確認できないから難しい」という場合は、一度、髪を立ち上げるようにアイロンを入れましょう。その後、手ぐしで髪を後ろに持ってけばOKです。
(3)整髪料をつけて整える
ツヤの出るワックスを使いましょう。
ドライ系のワックスを使うと、一時的流行ったツイストパーマのオールバックのような古いスタイルになるので注意です。
中間~毛先に向かって均等につけていきましょう。
そのとき
- フロントは高さを出しながら後ろに持ってく
- 真後ろじゃなく左右どちらかにほんの少しずらして流す
ということも意識してみましょう。
(4)ハードスプレーで固定する
整髪料をしっかりとつけるスタイルなので、重さで潰れてしまうときがあります。
それを防ぐためにもハードスプレーを使って形を固定しましょう。
ハードスプレーが面倒な方は、整髪料にジェルを使って固めてしまってもいいです。
ただジェルを使うと質感が変わってしまうので、このあたりは好みかなという感じはしますね。
さいごに
- 短髪ショート×ダウンバング
- 短髪ショート×アップバング
- 七三ツーブロック(ネオ七三)
- 七三分ツーブロック(HiGH & LOW)
- ナチュラルセンターパート
- 波打ちセンターパート
- 束感オールバック
登坂広臣さんの髪型で真似しやすい人気の7種類のセット方法を解説しました。
どのセットもそうですが初めから上手くできる人なんていません!何回も練習をするからこそ上手くなるんですよね。
ぶっちゃけセットが上手くなったら、多少髪型が変でもかっこよく決まります!(断言!!)
朝練習すると時間が無くなってしまうと思うので、お風呂に入る前の夜とかに毎日1回練習するだけでもだいぶ違います。
ぜひ練習を重ねてかっこいい髪型を目指してみてください!